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2008年6月の19件の記事

ヨンイのビニールがさ

ヨンイのビニールがさ (海外秀作絵本) ヨンイのビニールがさ (海外秀作絵本)

著者:キム ジェホン,ユン ドンジェ
販売元:岩崎書店
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毎日毎日、すごい雨です。

今日は出社日で、福岡は7時ごろから雨脚が強まって、出勤の頃には大雨。久しぶりにレインコートを着こんで出社しました。

お昼休みが終わる頃にまた、雨が強くなりました。雨の音。外はずっと雨の音。

そんな中、ふと、この絵本を思い出して棚から取り出して読んでみました。いえ、話題になった頃、一度パラリと中は見たのです。しかし、雨の音に包まれて、あまり人の気配のしない土曜日の会社で読むと、染み入るようにこの絵本の絵は、私のこころに忍び込んできました。

緑のビニールがさ。通学路。物乞いのおじいさんが、雨の中でずぶぬれになったまま、寝ています。お金をいれるカンカンにも水があふれています。

絵本の中も、すごい雨です。

ヨンイはおじいさんが気になり、ひきもどり、そっと近づいて、そっとビニールがさをさしかけて戻ります。(この間の絵が、ヨンイもおじいさんも一切でてこず、地面にふる雨のようすだけで描かれている。すごい・・・)

やがて、ヨンイのところの雨はあがり、おじいさんの姿はもう消えていました。おじいさんはヨンイのビニールがさをたたんで、おいていてくれました。

心に、気にかかることのある毎日でしたが、なんでしょう、この絵本を読んだあと、自分の問題なんかは、自分で勝手に問題化している類のものではないかしら。と、いうような気がしました。

わすれられない絵本が今日もまた、一冊増えました。

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リサとガスパールのデザートブック

リサとガスパールのデザートブック リサとガスパールのデザートブック

著者:アン・グットマン
販売元:ブロンズ新社
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訳は「山本ゆりこ」さん。物語ではなく、子どもに向けて描かれた、デザートのレシピブックです。

とはいえ、作る過程の説明は文章のみ。(せめて手順のイラストくらいのせてくれれば)。紹介してあるお菓子の数はわりと少なめ。(しかもほとんどがオーブンを使う焼き菓子。子どもにはきびしいかも)。そしてとどめ、本の価格が約3000円。(いくらマグネット付きでもなぁ)

と、最初は、この絵本にあまり興味をもてなかった私ですが、お菓子作りを始めてから、気になってのぞいてみると、なかなか、いいお菓子が紹介してあります。オレンジ水入りのマドレーヌなんて、かなり食べてみたい。オレンジピール入りのチョコレートケーキ。間違いなく美味しそう。レモンのカトルカール。タルトタタン。洋ナシとチョコのクラフティ。ジャムタルト。

うーん、それでも、このお値段。別にリサガスフリークでもない私にはちょっと厳しいかな。図書館にあれば、図書館でかりてすませたい気もします。が、やはり仕事柄、リサガスの絵本。一冊くらいは持っておいてもいいのでは。と、思う今日この頃でございます。

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うさこちゃんびじゅつかんへいく

うさこちゃん びじゅつかんへいく (ブルーナの絵本) Book うさこちゃん びじゅつかんへいく (ブルーナの絵本)

著者:ディック ブルーナ
販売元:福音館書店
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福音館さんから、最近、うさこちゃんの新刊が3冊でております。これはその一冊。

この表紙だけでマティス・ファンの私としてはもう、グッときてしまいます。

他にも、カルダーっぽいモビールや、抽象画。熊の彫刻がでてきます。

この絵本を見てると、昔、エジンバラで、立ち寄った静かなたたずまいの美術館のことを思い出します。

展示されていた作品がこの絵本の系統と似ているからかもしれませんが・・・、なんでしょう。このシンプルなブルーナさんの描く余白、語り過ぎない言葉が、あの、静かな静かな古都の物言わぬ美術館の空気とかさなるのです。

最近、行ってないなぁ。美術館。ああ、マティスの絵。また来てくれないかしら・・・。

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コンビニエンス・ドロンパ

 コンビニエンス・ドロンパ コンビニエンス・ドロンパ
販売元:セブンアンドワイ
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つちやのぶこさんの絵は、工藤ノリコさん(ピヨピヨスーパーマーケット)や秋山あゆ子さん(みつばちみつひめ)風の緻密さがあります。

インテリアとか小物がきっちりかわいくかかれてあって、もう、見ているだけで楽しい感じ。

さて、今回は、きつねがはじめた、お山のなかのコンビニエンスストアが舞台。品揃えはいかにもコンビニエンス。でも、内装が木であったり、レジも旧式であったり。店内の雰囲気は縁日。お客さんがちゃんとエコバックさげてたり、ブックコーナーに並んでる本が、じっさいにでている絵本(飯野和好さんの「妖怪図鑑」などなど)という風に、凝ってる感じが楽しいです。

ストーリーも、ちゃんとあって、読みきかせをされている、出版社の方が、「私にとってこれは80点。のかなりお気に入りの本」と、おっしゃってました。

「え~、じゃあ、○○さんにとって100点ってどんな絵本ですか?」とうかがうと「満点のものはない」とのことでした。なるほど。そういうもんかもしれないです。絵本って。

ドロンパ。夏休みに子どもさんと読んだりすると楽しそうです~。

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あらいぐまのアリス

 あらいぐまのアリス あらいぐまのアリス
販売元:セブンアンドワイ
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こみねゆらさん。一時期、かなりのめりこみました。あの独特なマットなピンクの色合い。まるで、屋根裏のおもちゃ箱からやってきたような、可愛らしさ。人物は、子どもながら、ちょっと翳りのある表情で・・・。ほのかにアンニュイ。

しかし、今回は主人公はなんと動物。(こみねさんのイラストで、動物が主人公というのは初めてなきがします。)いったいどんな風な世界になっているのだろうと、ページをめくると、キューン。ノックアウトです。

酒井駒子さんとどいかやさんの先達は、この、こみねさんだったのでは。

仕事が忙しいので、まだ、ストーリーはまったく読んでませんが、個人的に絵だけでもう、これは「買い」だなぁと思っています。

とはいえ、文章は竹下文子さん。「ハコちゃん」の方です。きっとお話もおもしろいのだろうな。落ち着いたらゆっくり読んでみます。

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ふしぎなナイフ

ふしぎなナイフ (こどものとも傑作集) ふしぎなナイフ (こどものとも傑作集)

著者:福田 隆義,中村 牧江,林 健造
販売元:福音館書店
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時々、母親に絵本を読み聞かせしてあげることがあるのですが(自分では絶対よまない人だから)その日も、退屈そうにベッドでねていた母に、ちょっと読んであげた絵本を、図書館に返しに行きました。

図書館の中で、「パパ~」と言って、小学2年生くらいの女の子が、パパに絵本をひらいてみせております。

「まがる」(女の子の声)「ほお」(パパの声)

「ねじれる」(女の子)「はは、おもしろいね。その本」(パパ)

「おれる」(女の子)「ひゃ~」(パパ)

「ほどける」(女の子)「おおおおお」(パパ)

何の本だか、角度からは見えなかったけど、「あ、きっとあのナイフの本だ」と、思いました。

リアルに描いてあるナイフ。それが、ありえない変化をするのです。変化している場面もリアルだし、精密です。

私は、ユニークな本だとは思ってますが、正直、こういう絵本のよさがあまりピンときません。でも、女の子の声とお父さんの笑い声を聞いてると、理屈ぬきに心地よかったです。後日、私もゆっくりこの絵本を眺めようと思いました。

それにしても、このお父さん、いいですね。子どもさんに読んであげてる、おかあさんの姿は図書館でよくお見かけしますが。子どもが持ってきたものにこんなに反応してあげてる大人の方は、はじめて見ました。

大人が聞き手にまわる、子どもの読み聞かせ会。どこかでやってくれないかしら。かなりおもしろいかも!!

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スーパーパティシエ物語

スーパーパティシエ物語―ケーキ職人・辻口博啓の生き方 (イワサキ・ノンフィクション) スーパーパティシエ物語―ケーキ職人・辻口博啓の生き方 (イワサキ・ノンフィクション)

著者:輔老 心
販売元:岩崎書店
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自由が丘「モンサンクレール」のスーパーパティシエ辻口博啓さんの半生・生き方を、子どもたちにも読めるような言葉で伝えてある読み物です。

私は、辻口さんの本は新書版本とかレシピ本くらいしか読んでおらず、この本自体はまだ数ページかしか見てないのですが、(読む本が山積して、ここまでたどりつけんとです。)近々必ず読みたいと思ってます。

この方を見ていて、とにかくすごいと思うのは、日本の洋菓子界のレベルを底上げしちゃったことではないかしら。

繊細でなく洗練。成功ではなく希望の永続。10年後に何をしているか想像がつかない人。

人生って面白い!!

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N.Y.SALADA やさいのようせい

N.Y.SALADA やさいのようせい [わくわくシールえほん] (わくわくシールえほん) Book N.Y.SALADA やさいのようせい [わくわくシールえほん] (わくわくシールえほん)

著者:天野 喜孝
販売元:小学館
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うちの母親が「おじゃる丸」の次に熱心にみてるアニメ。最初、つきあいで、見始めていたら、自分がファンになってしまいました。

夜の都会のキッチンが舞台で、ちょっぴり幻想的。時々、ドキッとするようなリリカルな表現があります。

そんななかで、今日(6月17日)放送分のは、今までで一番好きでした。

胞子が光るようなきのこたちが出てくるのですが、まるで、クリスマスツリーの灯りみたい。

メキャベツがその胞子をふりかけられ、光るのですが、ぼうっとした光が実にリアルなんですよね。よくあんな風に絵を光らせられるものだと感心しました。

大昔の「トムとジェリー」の映像をふと思い出しましたよ。私が子どものときの「トム・・・」は絵のレベル高かったです。クリスマスの回とかアイススケートのとか、町のネズミと田舎のネズミの回とか、背景とかめちゃくちゃ細かくて。再放映されるたびに食い入るように見ていた記憶があります。

アニメだけど、描線が細くて、ペン画のよう。シリーズのラスト。どういう感じで話が終わるか、すごく楽しみです。 

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ちいさなあなたへ

ちいさなあなたへ Book ちいさなあなたへ

著者:アリスン・マギー
販売元:主婦の友社
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春ごろにでた絵本だったかしら。

天神の大型書店さんでみかけて。全米のナンバーワン絵本というような帯があって、読ませていただきました。

内容は「ラブユーフォーエバー」「ぼくにげちゃうよ」「おおきなき」等の母の愛系統?・・・。でも、三作品にくらべ、少しサッパリしており、子どもの成長をちゃんとみおくる感覚も描いてある。だから一番抵抗なく読めました。

絵がいいなぁ。魅力的だなぁ。と、思っていたら、「てん」のピーター・レイノルズさん。やっぱり絵の力ってすごいですよね。苦手な絵柄で描かれていたら、またちがった印象だったかもしれません。

ラストはホロッときます。

タイトルは原題でよかったんじゃないかと思います。

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すみれおばあちゃんのひみつ

すみれおばあちゃんのひみつ Book すみれおばあちゃんのひみつ

著者:植垣 歩子
販売元:偕成社
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表紙しかご紹介できないのが、残念です。

中味は、表紙の何十倍もかわいいのですよ。

とっても、おしゃれなメルスリーな世界です。

手芸やハンドメイドお好きな方なら、「ああ、この鳥の形の糸切りバサミは。ああ、この布のプリントは。このチロリアンテープは。糸カードは。」と、思わず感激の声を上げられるのではないでしょうか?

そこに、いろんな動物や虫たちがかかわってきて。最後におばあちゃんが孫娘のために作った刺繍ドレスの、なんとシックで美しいこと。

ハンドメイド好きな方、ぜひご覧下さい。また、ハンドメイド好きな方へのプレゼントとしても最適。

街角のターシャ・テューダーさん、ここにありき。です。

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夢の江戸歌舞伎

絵本 夢の江戸歌舞伎 絵本 夢の江戸歌舞伎

著者:一ノ関 圭,服部 幸雄
販売元:岩波書店
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江戸時代の歌舞伎の様子が絵巻のように描かれた絵本。

朝の風景から始まって、舟乗り込みの様子、仕度の様子、裏方の様子、舞台の様子、舞台がひけた後の様子。緻密に描かれています。

「今の歌舞伎より、よっぽどスーパー歌舞伎だわ・・・。」っていうような、大掛かりな舞台が見ものです。いきなり天井近くの高さに、劇場の幅一杯。太鼓橋をつくり(下でひとが柱をささえています)、役者さんたちがその橋を練り歩くのですもの。度肝を抜かれます。

ほとんど俯瞰や客観的な構図で描かれているこの絵本。おしむらくは、歌舞伎役者さんそのもののバーンと大きくとらえたページを一枚、つけて欲しかった。そうすれば、もっと華のある絵本になったことでしょう。

知識の絵本としては、文句なしの秀作です。

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おしゃれなのんのんさん

おしゃれなのんのんさん (キラキラえほん 3) Book おしゃれなのんのんさん (キラキラえほん 3)

著者:風木 一人
販売元:岩崎書店
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主人公の名前がお世話になってる、ネットのお友達のニックネームと同じなので、思わず、「おおっ」と手にとって読みました。

友人のんのんさんは、本当にお洒落なママさんなのですが、こちらののんのんさんはちょいワイルド!

でも、春風のようにおおらか。

おしゃれって、ある種のユーモアだと思います。忘れたくないですね。

それにしても、「ホネホネさん」シリーズとよく似ている絵だなぁと、思っていたら、絵は「にしむらあつこ」さん。同じ絵師さんでした。

ちょっとナンセンス系かしら。岩崎書店さんからでていますが、どこか福音館書店さん系。ゆったりと子どもと楽しむ絵本。

ところで、明日から福岡のエルガーラホールで、恒例?の「こどもの本」の展示会が開催されます。

11、12、13日の平日は、主に学校図書館さん向けの展示内容となってますが、土日の14日、15日は、一般のお客様に楽しんでいただける内容になっております。ゲストは迷路絵本の香川さん。九州の書店員さんたちが投票された、絵本ベスト10もコーナーもあります。是非是非、遊びにいらしてくださいませ~。

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なかなおり

なかなおり Book なかなおり

著者:シャーロット・ゾロトウ
販売元:童話屋
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今年、童話屋さんからでた絵本です。

お話は「いつかはきっと」のシャーロット・ゾロトウで、絵は「がまくんかえるくんシリーズ」のアーノルド・ローベル・・・。

アーノルド・ローベルっていつも動物が主人公だからわからなかったけど、こんなかわいい人物絵を描くんですね~。

お話のほうも、別に期待をしていなかったのですが、読んでみると、どうしてどうして。長谷川+今江さんコンビの「いろはにほへと」を思い出させる内容でした。

雨の日の朝、パパはうっとおしい天気で不機嫌になり、ママに行ってきますのキスをせずに出て行きます。ママは目を覚まして階段をおりてきた息子ジョナサンにやつあたりでお小言。ジョナサンはおねえちゃんのサリーにイラっとくるようなことを一言。それをうけて、おねえちゃんは学校で友達のマージョリーに「そのレインコート、変」と言ってしまいます。マージョリーは家に帰って弟エディにこれまたやつあたり。エディは犬のバジーにやり場のない気持ちをぶつけます。・・・ところが、この犬のバジーはあたられてもへこたれず、しっぽをふり、遊んでのアプローチ。最後には飛びついてエディの顔をペロペロとなめかえしえきました。さあ、ここから今度は笑顔の波が戻っていきます。

先週、体調がわるく、仕事中、周りに対し、超不機嫌だった私には、考えさせられる絵本でしたね。トホホ。

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100かいだてのいえ

100かいだてのいえ Book 100かいだてのいえ

著者:岩井 俊雄
販売元:偕成社
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この絵本は・・・、楽しいですよ~~。先週発売されたのですが、土曜日に、近くの大型書店さんに見に行くと、すでにかなり売れてる感じでした。

星を見るのが大好きなトチくんのところに、100かいだての家の100階に住む、誰かから「あそびにおいでよ」という招待状が届きます。いろんな動物が住む、塔の様な建物をトチくんは階段で登って行きます。

私たちは縦切り状で塔の内部をくまなくみれます。まったく違う100個の部屋が登場!!

絵がきれいで緻密だし、階段だっていろいろ描き分けてあって面白い。

自分が子どもだったら、絶対この本、欲しがるだろうなぁ。(いや、この年齢になってもかなり欲しい)。

そして、いよいよ100階にたどり着いたトチくん。さあ、100階の部屋とは。風景とは。

おすすめの一冊です。

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青い大きな家

 青い大きな家 青い大きな家
販売元:セブンアンドワイ
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ペネロペのハレンスレーベンさんの絵。わりと大きな絵本です。ハレンスレーベンさんは油彩の一枚絵みたいな力のある絵を描かれるので、大きな画面が絶対いい。のびのびとかかれている風景はみているこちらの心まで、伸びやかにしてくれる。

青い大きな家は、家族の夏の別荘。

この絵本は、夏の間というよりも、秋になり、人間が去ったあとの家の様子を、リズムのある言葉で紹介してあります。訳文は「いろはにほへと」の今江祥智さんです。

その様子を絵と文字で眺めている。すると、突然、「あ、生きてるんだな。過ごす人間のいない間も、家は生きてるんだ。じっとしていないんだ。」ということを、実感する。ちょうど、秋から冬。地面の中でいろんな命が動いているように。

私たちの解釈、力の及ばないところで、地上のものは生きているということも、実感させてくれます。

さりとて、私たちも地上の一部で異物ではないのだから、青い家や自然と調和していけたらいいですね。また訪れる笑顔で約束をたがえず・・・。青い家を廃屋にしないためにも。

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夜市

夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1) Book 夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)

著者:恒川 光太郎
販売元:角川グループパブリッシング
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評判がいいし、ホラー大賞だけど、怖くない。ある種、千と千尋のような世界。と、きき、買ってみました。

うん。これ、ホラーじゃないです。日本の風土とか風景が生かされたファンタジーです。(ある意味、児童文学にいれちゃってもいいのでは。と、思うくらいです。)ちょっと人物が描ききれていない気はしますが・・・、イメージ力がすごい。(なんで、こんな普通の言葉でこういう世界を描けるのか・・・)読んだあと、数時間は作品の世界を引きずりそう。

そして、みなさんがおっしゃるとおり、同時収録の「風の古道」の方が良いですね。おもしろい映画一本分くらいの満足感がありますよ。千と千尋お好きな方は抵抗なく楽しめると思います。おすすめです。

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山に木を植えました

山に木を植えました Book 山に木を植えました

著者:スギヤマ カナヨ
販売元:講談社
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漁師さんたちが、山に木を植えるという活動をされているそうです。

山に木が増えることで、海の世界も豊かになることを、頭にわかりやすく、目にみても美しく、伝えてくれてます。

スギヤマカナヨさん。好きな絵だなぁと、思ったら、「ピトゥスの動物園」や「ぼくだけのこと」も描かれている方でした。この絵本の表紙もすごくいい。

良質な知識絵本。

昨日、アラル海後退の番組が流れていました。どちらが未来の私たちの姿なのでしょう。この絵本のような世界になることを願います。

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かぶと三十郎

 かぶと三十郎 きみのために生きるの巻 かぶと三十郎 きみのために生きるの巻
販売元:セブンアンドワイ
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宮西達也さんの新作です。

宮西さん、ティラノシリーズの初期ものなんかが、個人的に好き。(泣けました)

あまりにも多作な作家さんなので、正直、ティラノ以降の作品をじっくり見たりしていなかったのですが、この「かぶと三十郎」はなかなか、印象的でした。

着眼点が新鮮で、それがまた、宮西さんの作風にピッタリとあっているんです。

ゴキちゃんという嫌われ者をこれほど上手に活躍させた絵本を私は知らない。

こちらはシリーズ化になる模様。優しさを常に問う宮西作品。期待しています!!

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アイザック・ニュートン

 アイザック・ニュートン すべてを変えた科学者 アイザック・ニュートン すべてを変えた科学者
販売元:セブンアンドワイ
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BL出版さんの新シリーズです。

BLさんはベントレーやカーソン、サティやマティスなど、歴史上の人物にスポットをあてた絵本をこれまでもだされていました。

このシリーズはより、学習的な要素が強いかもしれませんが、なんたって、BLさんですから、絵やレイアウトや図版が美しいのです。ニュートンって、後年は錬金術に没頭したり、かなり私の中では、変人の天才。性格難有り。という印象なんですが、偏見をすて、ちゃんと読んでみようと思います。

同時発行として「アンネ・フランク」もでています。こちらも読んでみたいです。

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